外貨建て保険は本当に悪なのか -米ドル建て終身保険に加入して-

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※本記事には為替変動や元本割れのリスクを伴う金融商品について言及していますが推奨するものではありません。ご検討の際は専門の方に相談し商品の内容を十分に理解した上で自己の判断でお願います。

先日、来店型保険ショップに相談しながら保険の見直しをしました。

今まで死亡・医療などまとめて1社で加入していましたが、

😇 死亡保険

🏥 医療保険

💰 収入保障

この3つに切り分けて保険に加入しました。

死亡保険はMETLIFEの外貨建て終身保険

加入直後にこんな記事が出ていました。

外貨建て保険、苦情が過去最多 預金感覚からトラブルに:朝日新聞デジタル
 2019年度の外貨建て保険の苦情が、前年比1割増の2822件と過去最高になった。生命保険協会が29日発表した。販売の伸びに伴ってトラブルも増えているが、「為替変動や元本割れのリスクを十分に知らされな…

マジかよ、
もう契約しちゃったよ

会員でないので全文は見れませんが下記のことから「あーなるほどね」って感じです。

外貨建て保険を巡る相談は国民生活センターにも多く寄せられ、19年度は646件と過去10年で最多。高齢者が多く、ほぼ半数は70歳以上だった。

朝日新聞社『外貨建て保険、苦情が過去最多 預金感覚からトラブルに』

積立利率変動型終身保険 MetLifeドルSmart S

私が加入したのはメットライフ生命『ドルSmart S』という積立利率変動型終身保険

当保険は長期で保有すれば利益を狙える貯蓄性もありますが、主に死亡保険に着目して記載します

商品名の通り、

💲米ドルで保険料を積み立て、
💲米ドルで運用して、
💲死亡の際 or 解約の際に米ドルで受取

私は日本で働き日本円で給料を受け、米ドルは保有していないので日本円で支払って保険会社で両替してもらいます。(両替時に手数料がかかりますが💸)

なんで米ドルからと言うと米ドルは世界の基軸通貨として流通量や地位がダントツで安定しているからです。以前、国際物流業に就いていて国際商取引のインボイスなどをよく見ていました。海上運賃は全て米ドル🚢モノの決済もアメリカを介さない取引でも米ドルが使用されていることが多かったです💲もちろん日本対海外ですので日本円で決済されていることも多くありましたが。

この商品の特徴は保険料が安く、あとで詳述しますが例えば30歳男性では3万米ドル(ざっくり300万円)の死亡保障をざっくり170万円で買えます。

積立利率も最低3%と高く、長期で保有してから解約すると利益も含んで戻ってきます。反対に払込期間中に解約すると元本割れする恐れがあるので注意が必要です。また保険料から手数料を差し引いた額から3%で運用するので実質の利率は低くなります。
※2020年8月から最低積立利率が2.5%に下がりました。

MetLifeドルSmart S の保険料と保険金額・解約返戻金額

まずは下図をご覧ください。

上段:他社 日本円建て
下段:MetLifeドルSmart S 米ドル建て

2020年8月末の為替レートより少し円安 USD =¥110のレベルを維持したとすると;

330万の死亡保険を約170万で買え上段の保険より70万ほどお得💰

積立期間中(2055年まで)の為替の平均が USD =¥155 でようやく他社と横並びです。
USD = ¥155…ものすごい円安です。

保険料が高くなり他社日本円建て死亡保険と保険料は横並びになりますが、恐らくは保険金を受け取る時もものすごい円安なので受取金額も上がることが見込めます。

反対に円高になると払込中の保険料が安くなるのはいいですが、受取金額も小さくなってしまいます。

ただ、現在の為替レートで推移、満額支払ってからポックリ死んだときちょうどリーマンショック級の円安に見舞われて USD=¥80 になったとしても240万はもらえます。

葬儀費用の全国平均は約195万円となっています(日本消費者協会 2017年葬儀についてのアンケート調査)この金額には葬儀一式費用、返礼品および飲食接待費用、御布施など司祭者への費用が含まれています。

葬儀費用の平均はどれくらい?費用を安くする方法も紹介します 安心葬儀

このような調べもありますので240万受け取れればとりあえず葬儀はしのげます。

仮に早死にした場合の残された家族へのお金は別の保険でカバーすることにしています。
なお、マイホームのローンなどの借金はありません。借金ができたら追加を考えます。

では、なぜ苦情件数が多いのか

ざっと思い浮かぶ注意が必要なのは次の方々です;

1.家計をひっ迫する保険料を支払っている方

2.保有期間が短い方

3.死亡以外でお金が必要な時期と額が決まっている方

1.家計をひっ迫する保険料を支払っている

亡くなったら借金が残るから保険金額を上げることもあると思いますが、支払い能力を超えてしまって途中解約せざるを得なくなり、十分な解約返戻金を得られなければ元も子もありませんし、元本割れしてしまったら目も当てられません。

家計と保険料のバランスをしっかり考えて払い続けられる保険設計が必要かと思います。

2.保有期間が短い方

上記の朝日新聞の記事に「高齢者からの苦情が多い」とあります。

保有期間が長いことで積立利率3%で着実に資産を増やすことができ、為替変動があってもマイナスになることを防げる可能性が出てきます。

恐らくですが高齢者ですので、時間分散せずにポーンとまとまった額を入金している人もいるのではないかと思います。為替は上下するものですので長い期間で分散して買価を平均化させることで為替変動リスク防止になるのですが、それをしていなかったのではないかと思います。

ずーっと円安が進むとわかっていればできるだけ早い内に支払うべきですが、、、為替の先行きは神のみぞ知る、です。

3.死亡以外でお金が必要な時期と額が決まっている方

例えば2030年に息子/娘が大学にいくから〇万円必要!

などお金が必要な時期と額が決まっているとします。

その場合、入学金・授業料を支払わないといけないタイミングで円高になっていると思っていた金額を受け取れない恐れがあります。

2.と重複しますが近い将来を見据えての貯蓄としては不向きかも知れません。
老後であれば一時的に円高になっていても落ち着くのを待つということもできるのでまだ安心です。老後や死亡に備えた資産形成においても当たり前ですが保険1本足打法でアテにするのも、こういったリスクが伴うものでは危険です。

記事には『「損失が出ると聞いていない」との声があった。』ともありホントかよって感じもしますが、大事なのは保険を売る人は相手に内容を正しく伝えることだし、保険を買う人は仕組みやリスクをちゃんと理解しないまま契約をしないことなのではと思います。

リスクとリターンは表裏一体なのでリスクなしに得だけすることはできません。
リスクが少ない貯蓄や、取れる範囲のリスクを取っての保険や投資など、資産を分散させながら形成していくことが大事。

今回はその一環で外貨建ての保険を契約した、そんな話でした。

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